※気候条件や地域ごとの日照時間等により、実際には調整が必要です。

いちごの炭酸ガス施用(例)

明け方までに2000~3000ppmを施用。(栃木県の一般例です)
使い始めと使い終わりは濃度を少し下げる(作物とて細胞の集まりです・・急激な濃度上昇や低下は支障が出ます)
要は、大気濃度に対して少しずつ濃度を上げて慣れさせる・・少しずつ濃度を下げて慣れさせることが肝要です

保温開始時期(1番目の花が咲くころ)が施用スタートです。(概ね10月末から11月中旬)
夜間ハウスが開放する時期が施用終了です(概ね3月中旬)

施用初めは葉の色や厚みに変化が見られます。
(実は根がよく張ってきます・・これがなり疲れ防止となり・・収量増加のポイントになります。)

期待される効果 【品質向上】【収量向上】

甘み・身がしっかりする・等級上位の比率が上がる
収量は1月以降から差が大きく現れます(なり疲れ防止の効果)

トマト、ナス、きゅうり等丈の高い作物

オランダに追いつけ・追い越せのもと、低濃度日中施用の効果が出ております。
ハウスは天窓や側窓を開けると大気の炭酸ガスが入ってくると思われていましたが実は丈の高い」作物では入ってこなくて炭酸ガス飢餓状態なのです。

これらの作物はCo2コントローラーを利用して日中でも大気濃度に近い管理をすることで収量向上が期待できます。

いかに作物の隅々に炭酸ガスを供給するかそれは加温器のファンを利用(炭酸ガスを吸ってもらいダクトで分配)
又は、循環扇システムが入っていればその風の流れに乗せる

施用時期は大気濃度に合わせる条件なので定植後丈が50cmくらいになってから収穫収量が目安です。

※今後は法さ飽差管理も重要な要因となってきます。

期待される効果【品質向上】【収量向上】

すが出来にくいなどの品質のほか 収量増加
※トマトのす(実の空洞)ができにくい

花き

炭酸ガスの施用事例としてバラの花・トルコキキョウ・蘭の花などがあります。

バラの花・トルコキキョウとも大気濃度・又は大気濃度より高めの管理で一部CO2コントローラー制御が有効です。

※蘭の花はご注意を・・蘭はファレシノプス系の花なので炭酸ガスの吸収は夜です。
(蘭は夜に炭酸ガスを吸収して葉に蓄え、次の日の日中にその蓄えた炭酸ガスで光合成をします)。

期待される効果

花目が安定して出てきます。・・・収穫の波が軽減できると同時に増収効果が期待できます

葉物類

レタス・ほうれん草・にら・パセリ・などの葉物類は炭酸ガス濃度障害が出やすいので注意してください

早い話、光合成によって作られた養分の配分先が限られていると考えられます。

イチゴ・トマト・ナス・きゅうりなどは実がありますが葉物類にはそれが無いから施用は難しいと考えてください

しかしながら決して効果が無いわけではありませんがその技術を現在も検討しているところなのです。